2011年2月の天気・天候

2011年(平成23年)2月の天候の特徴は以下のとおりです。
北・東日本日本海側では顕著な少雪・多照だった
冬型の気圧配置が続くことがなく日本付近への寒気の流入が弱かったため、北・東日本日本海側では月降雪量がかなり少なかった。また月間日照時間がかなり多く、東日本日本海側では2月としては1946年以降で第1位の多照となった。
東・西日本太平洋側では降水量が多かった
東・西日本太平洋側では、中・下旬に本州付近を次々に通過した低気圧の影響でまとまった雪や雨の降った所が多く、月降水量が多かった。
東日本以西では気温の変動が大きく北日本は月を通して高温だった
東日本以西では上・下旬を中心におおむね気温が高かったが中旬前半は一時的に低くなり、変動が大きかった。北日本では月を通して寒気の影響が弱く、月平均気温がかなり高かった。

1 概況

冬型の気圧配置が続くことがなく、1月とは一変して日本付近への寒気の流入は弱かった。特に北日本では月を通して寒気の影響が弱く、月平均気温がかなり高かった。東日本以西でも上・下旬を中心におおむね気温が高かったが、中旬前半は一時的に低くなり、変動が大きかった。天気は、北~西日本では高・低気圧が本州付近を次々に通過したため短い周期で変化した。特に中旬の西・東日本太平洋側では、本州付近を通過した複数の低気圧により、広い範囲で積雪を観測したほか2月としては大雨になった所もあった。一方、北・東日本日本海側では日照時間がかなり多く、東日本日本海側では2月としては1946年以降で第1位の多照となった。沖縄・奄美では、中旬は前線や寒気の影響で曇りや雨の日が多かったが、上・下旬は高気圧に覆われてこの時期としては晴れの日が多かった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値

(1)平均気温

月平均気温は、全国的に高く、特に北日本ではかなり高かった。北海道では平年を2℃以上上回ったところが多かった。東日本、西日本および沖縄・奄美では、気温の変動が大きかった。
(2)降水量
月降水量は、東日本日本海側でかなり少なく、北日本日本海側と西日本日本海側で少なかった。留萌(北海道)、高田(新潟県)、豊岡(兵庫県)では、2月の月降水量の最小値を更新した。一方、東日本から西日本にかけての太平洋側では多く、北日本太平洋側と沖縄・奄美では平年並だった。

(3)日照時間

月間日照時間は、北日本から東日本にかけての日本海側でかなり多く、北日本太平洋側、西日本日本海側、および沖縄・奄美で多かった。深浦(青森県)、輪島(石川県)、福井では、2月の月間日照時間の最大値を更新した。東日本から西日本にかけての太平洋側では平年並だった。

(4)降雪・積雪

降雪の深さ月合計は、北日本から東日本にかけての日本海側でかなり少なく、西日本日本海側で少なかった。一方、東日本から西日本にかけての太平洋側では多かった。月最深積雪は、北日本から西日本にかけての日本海側で、平年を上回ったところが多かった。

出典:気象庁