2011年4月の天気・天候

2011年(平成23年)4月の天候の特徴は以下のとおりです。
西日本と沖縄・奄美で顕著な低温
月前半は冷涼な高気圧に覆われることが多く、月後半は寒気が南下した影響で、西日本と沖縄・奄美では気温がかなり低くなった。
東日本太平洋側から沖縄・奄美にかけて少雨
低気圧や前線の影響が弱く、降水量は、東日本太平洋側から沖縄・奄美にかけて少なく、西日本太平洋側ではかなり少なかった。
東・西日本太平洋側、沖縄・奄美で顕著な多照
月前半を中心に、高気圧に覆われる日が多く、日照時間は、東・西日本太平洋側、沖縄・奄美でかなり多かった。

1 概況

月前半は、日本付近は冷涼な高気圧に覆われて晴れの日が多かった。月後半は、高気圧と低気圧が交互に通過し天気は数日の周期で変わったが、上空の強い寒気が日本付近へ南下し大気の状態が不安定となったため、局地的に激しい雨や雷雨となり竜巻などの突風も発生した。沖縄・奄美には月初めから下旬前半まで南からの暖かく湿った空気が流れ込みにくかった。これらのため、気温は西日本と沖縄・奄美でかなり低く、降水量は、東日本太平洋側から沖縄・奄美にかけて少なく、西日本太平洋側ではかなり少なかった。日照時間は、東・西日本太平洋側、沖縄・奄美でかなり多かった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値

(1)平均気温

月平均気温は、西日本と沖縄・奄美ではかなり低く、東日本、東北地方で低かった。これらの地域では平年を1℃以上下回ったところがあった。一方、北海道地方では高かった。
(2)降水量
月降水量は、西日本太平洋側ではかなり少なく、東日本太平洋側、西日本日本海側、沖縄・奄美で少なかった。これらの地域では平年の40%を下回ったところがあり、室戸岬(高知県)、大分、都城(宮崎県)、鹿児島など全国9地点で4月の月降水量の最小値を更新した。一方、北日本と東日本日本海側では多かった。羽幌(北海道)では、4月の月降水量の最大値を更新した。

(3)日照時間

月間日照時間は、東日本から西日本にかけての太平洋側と沖縄・奄美ではかなり多く、西日本日本海側で多かった。銚子(千葉県)、都城(宮崎県)、鹿児島など全国9地点で4月の月間日照時間の最大値を更新した。一方、北日本では少なく、東日本日本海側は平年並だった。

出典:気象庁