2012年3月の天気・天候

2012年(平成24年)3月の天候の特徴は以下のとおりです。
東・西日本で寒暖の変動が大きかった
東・西日本では、上旬は暖かく湿った空気の影響を受けた日が多く、中旬以降は寒気の影響を受けた日が多かったため、寒暖の変動が大きかった。
上旬は東日本太平洋側で記録的に日照時間が少なかった
上旬は、低気圧や前線の影響により北日本から西日本にかけての太平洋側を中心に曇りや雨の日が多く、東日本太平洋側では、3月上旬としては統計を開始した1961年以降最も日照時間の少ない値を更新した。
北日本は4か月連続で低温
北日本では、上旬に気温が高くなった時期があったものの、その後は寒気が流れ込みやすい状態が続き、昨年12月以降、4か月連続で月平均気温が低くなった(12~3月としては2001年以降11年ぶり)。

1 概況

上旬は本州の南岸沿いを通過した低気圧や前線の影響により、北日本から西日本にかけての太平洋側を中心に全国的に曇りや雨または雪の日が多く、特に東日本太平洋側では記録的な寡照となり、3月上旬としては、統計を開始した1961年以降最も日照時間の少ない値を更新した。中旬以降は、北日本から西日本にかけて天気は周期的に変化したが、低気圧の通過後に冬型の気圧配置となるなど寒気の影響を受けた日が多かった。このため、北日本から西日本にかけて気温の低い日が多くなり、東・西日本の日本海側を中心に曇りや雨または雪の日が多く、太平洋側を中心に晴れの日が多かった。沖縄・奄美では、中旬まで低気圧や前線または寒気の影響により曇りや雨の日が多く、日照時間が少ない状態が続いた。下旬は高気圧に覆われて晴れた日が続き、昨年10月下旬以降14旬ぶりに旬間日照時間が多くなり、旬降水量は3月下旬としては統計を開始した1961年以降最も少ない値を更新した。北日本では、昨年12月以降、4か月連続で月平均気温が低くなった(12~3月としては2001年以降11年ぶり、ただし2001年は11月以降5か月連続)。一方、東・西日本では、月を通して寒暖の変動が大きかった。また、上旬にかなりの高温となるなど暖かい空気に覆われたことが多かった沖縄・奄美では月平均気温が高かった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値

(1)平均気温

月平均気温は、北日本で低く、東・西日本で平年並だった。沖縄・奄美では高かった。
(2)降水量
月降水量は、東日本日本海側でかなり多く、北・東日本太平洋側、西日本で多かった。北日本日本海側では平年並で、沖縄・奄美では少なかった。酒田(山形県)、福島、上野(三重県)、鳥取、奈良では3月の月降水量の多い方からの一位を更新した。

(3)日照時間

月間日照時間は、北日本太平洋側でかなり少なく、北日本日本海側、東・西日本で少なかった。広尾(北海道)、むつ(青森県)で3月の月間日照時間の少ない方からの一位を更新した。沖縄・奄美では平年並だった。

(4)降雪・積雪

降雪の深さ月合計は、北日本日本海側で少なく、東・西日本日本海側で平年並だった。北日本太平洋側ではかなり多かった。月最深積雪は、北日本を中心に平年を上回った所が多かった。

出典:気象庁

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