2013年10月の天気・天候

2013年(平成25年)10月の天候の特徴は以下のとおりです。
北日本から西日本にかけて顕著な高温
日本の東海上の太平洋高気圧の勢力が平年より強く、また偏西風も平年に比べて北寄りに流れたため、北日本から西日本にかけて月平均気温がかなり高かった。特に東日本の月平均気温は+1.9℃で、1946年以降では1998年と並んで最も高かった。
全国的に多雨・寡照
台風の接近数が多かったことや秋雨前線の影響で、全国的に降水量が多く、日照時間は少なかった。北日本では降水量がかなり多く、日照時間はかなり少なかった。東日本と西日本日本海側では、降水量がかなり多かった。
台風第26号で東日本太平洋側では大雨
台風第26号の影響で、記録的な大雨となった東京都大島町で大規模な土砂災害が発生し、多くの人的被害が発生した。

1 概況

日本の東海上の太平洋高気圧の勢力が平年より強く、また偏西風も平年に比べて北寄りに流れたため、北日本から西日本にかけて上旬に記録的な高温となった。これらの地域の月平均気温はかなり高く、特に東日本の月平均気温は+1.9℃で、1946年の統計開始以来、1998年と並んで1位タイの高温となった。一方、台風の接近数が多かったこと(10月に接近した台風の数と1951年の統計開始以来の順位は、日本への接近数6個で1位、沖縄・奄美への接近数4個で1位、本土(北海道、本州、四国、九州)への接近数3個で2位タイ)や秋雨前線の影響で、全国的に降水量が多く、日照時間は少なかった。北日本では降水量がかなり多く、日照時間はかなり少なかった。東日本と西日本日本海側では、降水量がかなり多かった。また、台風第26号が発達しながら日本の南海上を北上し、大型で強い勢力のまま16日に暴風域を伴って関東地方沿岸に接近した影響で、住家被害、土砂災害、河川の氾濫等が発生した。特に東京都大島町では、16日の朝までの24時間に、平年の10月の降水量の2.5倍に相当する824.0ミリもの記録的な大雨が降ったため大規模な土砂災害が発生し、多くの人的被害が発生した。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値

(1)平均気温

月平均気温は、北・東・西日本でかなり高く、平年を1℃以上上回った。若松(福島県)、長野、彦根(滋賀県)など16地点では10月の月平均気温の高い方からの1位を更新した。沖縄・奄美は平年並だった。
(2)降水量
月降水量は、北・東日本と西日本日本海側ではかなり多く、西日本太平洋側と沖縄・奄美で多かった。盛岡(岩手県)、大島(東京都)、萩(山口県)では10月の月降水量の多い方からの1位を更新した。

(3)日照時間

月間日照時間は、北日本ではかなり少なく、東・西日本で少なかった。むつ(青森県)では10月の月間日照時間の少ない方からの1位を更新した。沖縄・奄美は平年並だった。

出典:気象庁

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