日本全国で部分日食が見られます~2016年3月9日~
2016年3月9日に日本では全国で部分日食を見ることができます。
インドネシア~北太平洋の一部では皆既日食が見ることができます。
部分日食とは太陽の一部が月によって隠される現象で、皆既日食とは太陽の全てが月によって隠される現象、金環日食とは太陽が月に隠される事では皆既日食と同じですが太陽の方が月より大きいので月のまわりから太陽がはみ出て見える現象です。
2012年5月21日は金環日食が日本で25年ぶりに観測され、都心では173年ぶりとなりました。
今回の部分日食は日本では昼前頃に見る事ができます。
札幌では10時38分頃~11時57分頃、東京は10時12分頃~12時05分頃、那覇は9時29分頃~11時33分頃に観測できます。
赤・・・皆既日食の見られる地域
オレンジ・・・部分日食の見られる地域
■各地の部分日食の時刻
食の始め 食の最大 食の終わり
那覇 09時29分 10時29分 11時33分
福岡 09時56分 10時45分 11時37分
京都 10時06分 10時59分 11時53分
東京 10時12分 11時08分 12時05分
仙台 10時21分 11時13分 12時05分
札幌 10時38分 11時18分 11時57分
■部分日食イメージ
太陽の下側を向かって右から左に食が進んでいきます。
■日食の観測方法や間違った観測方法
日食の観測には専用の日食グラスや専用の遮光版を使うようにしましょう。
以下は間違った日食の観測方法です。
・肉眼で直接観測する
・望遠鏡や双眼鏡を使う
・色のついた下敷きを使う
・フィルム越しに見る
・すすの付いたガラス板を使う
・サングラスやゴーグルを使う
・日食グラスを使って望遠鏡をのぞく
※上記は間違った方法で失明などの危険があるため、絶対に止めましょう。
■日食グラスが無い場合には?
・厚紙を利用する(段ボールやうちわなど)
①日光を通さない厚紙を用意します。
②そこに小さな穴を開けます
③穴から抜けた光が欠けた太陽の形になっています。
④穴は複数開けてもいいので色々な模様にしてもいいかも。
■次の日食は?
部分日食であれば、2019年1月6日に全国で観測できます。
皆既日食、金環日食であれば2030年6月1日に北海道で金環日食が観測できるようです。
次に日本で日食が観測できるのは約3年後。
この機会に観測されてみては?