2010年1月の天気・天候

2010年(平成22年)1月の天候の特徴は以下のとおりです。
東日本以西では前半低温、後半高温
前半は冬型の気圧配置が続き、寒気の影響を受けやすく東日本以西では気温が平年を下回る状態が続いたが、後半は冬型の気圧配置は長続きせず、全国的に気温は平年を上回った。
日本海側では前半一時大雪
日本海側では東・西日本を中心に前半は降雪量が平年を上回り、特に中旬前半には北陸地方を中心に大雪となり、新潟県の十日町では2006年以来4年ぶりに積雪が3メートルを越えた。
北日本で顕著な寡照、沖縄・奄美で顕著な多照
北日本では寒気や低気圧の影響を受けやすく、月間日照時間がかなり少なかった。むつ(青森県)では1月の月間日照時間の最小値を更新した。沖縄・奄美では中旬後半に高気圧に覆われ晴れの日が続いたことから、月間日照時間はかなり多かった。

1 概況

1月前半は冬型の気圧配置が続き、上旬は西日本中心に、その後は全国的に強い寒気が南下したため、日本海側では雪、太平洋側では東・西日本を中心に晴れの日が多かった。北日本では5日から6日にかけて低気圧が発達しながら北日本を通過した影響で、大荒れの天気となり、北日本太平洋側の一部で大雪となった。また、日本海側では東・西日本中心に中旬前半にかけて降雪量が多くなり、新潟県の十日町では2006年以来4年ぶりに積雪が3メートルを越えた。中旬後半は移動性高気圧に覆われ全国的に晴れ、気温も平年を上回った。下旬は数日の周期で低気圧が通過し、その後は北日本を中心とした冬型の気圧配置となった。このため、北・東日本日本海側で曇りや雪または雨が多く、北・東日本太平洋側や西日本では21日頃と28日頃および月末に低気圧の影響で天気が崩れたほかは概ね晴れた。沖縄・奄美では寒気や気圧の谷の影響で曇りや雨の日が多かったが、中旬後半に高気圧に覆われ晴れの日が続いたことから、月間日照時間はかなり多かった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値

(1)平均気温

月平均気温は、北日本と東日本で高く、特に北海道では平年を2℃以上上回るところがあった。西日本と沖縄・奄美では平年並だった。なお、東日本以西では、前半と後半の寒暖の差が大きかった。
(2)降水量
月降水量は、北日本から東日本にかけての日本海側で多かった。一方、東日本太平洋側、西日本、および沖縄・奄美では少なかった。北日本太平洋側では平年並だった。

(3)日照時間

月間日照時間は、北日本でかなり少なく、平年の60%未満となるところがあった。むつ(青森県)では、1月の月間日照時間の最小値を更新した。一方、沖縄・奄美ではかなり多く、東日本太平洋側と西日本では多かった。東日本日本海側では平年並だった。

(4)降雪・積雪

降雪の深さ月合計は、北日本日本海側から中国地方山陰にかけて少なかった。月最深積雪は、北日本から東日本にかけての日本海側で平年を上回るところが多かった。なお、室蘭、函館(以上、北海道)では、1月の降雪の深さ月合計の最大値を更新した。

出典:気象庁

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