2015年3月の天気・天候

2015年(平成27年)3月の天候の特徴は以下のとおりです。
北日本では3月として1位の高温
シベリア高気圧の日本付近への張り出しが弱く、寒気の南下が弱かった。また、日本の東海上では高気圧の勢力が強く、北日本には南から暖かい空気が流れ込みやすかった。このため、北日本では気温の高い日が続き、月平均気温は1946年の統計開始以来3月として1位の高温となった。また、北海道では22地点中18地点で(全国ではそれらを含めた計20地点で)月平均気温が3月としては観測史上最も高い値を更新した。
北日本では降水量がかなり多かった
中旬前半にかけて、北日本付近で低気圧が発達して動きが遅くなることが多く、北日本では降水量がかなり多くなった。
西日本日本海側では日照時間がかなり多かった
中旬以降、西日本日本海側では高気圧に覆われて晴れる日が多く、月間日照時間がかなり多くなった。

1 概況

日本付近を低気圧と高気圧が交互に通過したが、上旬は全国的に低気圧や前線の影響を受けやすく、中旬前半にかけて北日本付近で低気圧が発達し、動きが遅くなることが多かった。1日から2日にかけては、低気圧が本州南岸から千島近海に進み、北日本太平洋側を中心に暴風雪となった。9日から12日にかけては北海道付近で低気圧が発達し、北日本や東・西日本日本海側では暴風雪となったほか、低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだため北日本でも大雨となり、この時期としては記録的な降水量となった。その後は、西日本を中心に高気圧に覆われて晴れる日が多く、西日本日本海側では月間日照時間がかなり多くなった。
また、シベリア高気圧の日本付近への張り出しが弱く、北からの寒気の南下が弱かったことに加え、日本の東海上では高気圧の勢力が強く、北日本を中心に南から暖かい空気が流れ込みやすかった。このため、北・東日本では月平均気温がかなり高くなった。特に北日本では気温の高い日が続き、月平均気温は平年差+2.4℃となり、1946年の統計開始以来3月として1位の高温となった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値

(1)平均気温

北日本と東日本ではかなり高かった。稚内、旭川、札幌、釧路(以上、北海道)、八戸(青森県)など20地点では、3月の月平均気温の高い方からの1位の値を更新した。西日本と沖縄・奄美では平年並だった。
(2)降水量
北日本ではかなり多かった。小樽、苫小牧(以上、北海道)、仙台(宮城県)など6地点では、3月の月降水量の多い方からの1位の値を更新した。東日本日本海側と西日本太平洋側では多く、東日本太平洋側と西日本日本海側では平年並だった。沖縄・奄美では少なかった。

(3)日照時間

北日本太平洋側は少なかった。広尾(北海道)では、3月の月間日照時間の少ない方からの1位の値を更新した。一方、西日本日本海側ではかなり多く、東日本と西日本太平洋側では多かった。北日本日本海側と沖縄・奄美では平年並だった。

(4)降雪・積雪

降雪の深さ月合計は、北日本では少なく、東日本日本海側では平年並だった。月最深積雪は、北日本太平洋側の一部では平年を大幅に上回ったが、そのほかの多くの地点では平年を下回った。

出典:気象庁