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台風の予報円の見方は?大きさや入る確率について


台風接近のニュースが流れると、ネットやテレビで台風情報を確認する方も多いと思いますが、台風進路図のチェックポイントやどのように見るかをキーワードとともにご紹介します。

台風情報を読み解くキーワード

①予報円
70%の確率で🌀台風の中心が位置すると予想される範囲のこと。

つまり、30%は予報円の範囲外になる確率があります。場合によっては、予報円外のコースをとる可能性のあるため、最新情報をこまめにチェックすることが大切です。予報円の大きさが小さい時ほど精度が高く、大きいほど精度が低い傾向があります。

台風の大きさ・強さの表現と定義

②強風域
10分間の平均風速で15m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲のこと。
台風が温帯低気圧に変わると、強風域の範囲が広がることがあり、「温帯化」と聞いても油断はしないようにしましょう。

③暴風域
10分間の平均風速で25m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲のこと。

平均風速・最大瞬間風速とは

④暴風警戒域
台風の中心が予報円内に進んだ時に暴風域に入るおそれがある範囲のこと。

⑤危険半円
台風の風は進行方向に向かって右側が左側に比べ強く吹く傾向があります。台風の右側は台風自身の風と台風を移動させる流れの方向が一致するため強くなりやすく、「危険半円」と呼ばれています。

下の図は過去の大きな台風の中心から右半円と左半円の風の強さを比較したものです。右側の危険半円側の方がより強い風になっていたことがわかりますが、左側でも強い風は吹いていて油断禁物です。


〔画像引用:気象庁

台風+前線は大雨に警戒!

この記事の執筆者

森山 知洋 気象予報士/防災士/北海道防災教育アドバイザー

20年以上の気象予報士歴の中で放送局での災害報道や気象キャスターなど様々な業務を経験。防災講演の講師を務めるなど防災や健康気象のスペシャリストとしても幅広く活動中。

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