2026年1月1日は元日、元旦です。
2026年1月1日は元日です。
「元日」とは、1年の始まりである1月1日のことを指し、日本では古くから新しい年の無事や家内安全、商売繁盛を祈願する日として大切にされてきました。正月休みの初日というイメージが強いですが、正式には“年が改まって最初の一日”という意味を持ち、神社への初詣やおせち料理、年賀状のやり取りなど、日本の伝統文化が集まる特別な日でもあります。
そんな元日・元旦にまつわる風習として、古来より伝えられているのが「若水(わかみず)」です。
元日の早朝、まだ太陽が昇る前や夜明けとともに初めて汲む水のことを若水と呼びます。若水を汲む行為には、一年で最初に自然から恵みをいただくという意味があり、清らかな水を家に迎えることで、一年の邪気を払い、健康や長寿を願うという風習が全国に広がりました。
汲んだ若水は、神棚や仏壇に供えて家族の無病息災を祈願します。さらに若水を飲むことで身の内の邪気が払われ、一年の健康運が高まるとも言われています。特に昔から「女性が若水を飲み、その水で顔を洗うと若返り、美しくなる」とされ、美容と縁起を兼ねた正月の習慣として語り継がれてきました。このような言い伝えは、水が生命に不可欠であること、そして水への感謝を忘れずに暮らすという日本人の自然観と深く結びついています。
現代では井戸水や湧き水を汲む習慣が少なくなりましたが、「水への感謝の気持ちを込めて汲めば、水道水でも若水として扱ってよい」と言われています。清らかな気持ちで水を迎え、家族や自分自身の健康を願う気持ちこそが、元日の若水の本質といえるでしょう。
元日は、新しい一年を気持ちよくスタートするチャンスです。
初詣・おせち料理・年賀状・初日の出・若水といった日本の正月文化を改めて意識しながら、健康と幸せを祈って過ごしてみてはいかがでしょうか。

執筆者:お天気.com気象予報士


