台風、ハリケーン、タイフーン、サイクロンの違いとは?
それぞれ最大風速の基準に違いはありますが、熱帯低気圧が存在する地域によって、その呼ばれ方が違います。
台風は東経180度より西の北西太平洋および南シナ海で日本の分類です。
ハリケーンは北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北太平洋東部、タイフーンは北太平洋西部、サイクロンはベンガル湾、北インド洋に存在する熱帯低気圧を指します。
東太平洋のハリケーンが東経180度を横切れば台風の発生となります。
台風とタイフーンは似ていますが、基準となる最大風速に違いがあります。
また、ローカル名ですがオーストラリア西海岸ではウイリウイリー、フィリピンではバギオと呼ばれます。
国際分類 | 日本の分類 | (最大)風速 |
Tropical Depression (TD) | 熱帯低気圧 | 17.2m/s未満 |
Tropical Storm (TS) | 台風 | 17.2~24.5m/s |
Severe Tropical Storm (STS) | 24.6~32.6m/s | |
Typhoon(タイフーン) Hurricane(ハリケーン) (T) Cyclone(サイクロン) |
32.7m/s以上 |
台風やハリケーンのもととなる熱帯低気圧は発生しやすい場所が決まっており、日本へ影響を及ぼす北太平洋西部で最も発生しています。地球上で発生している熱帯低気圧のうち、約36%が北太平洋西部で発生しています。
熱帯低気圧の発生域