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台風の多い月はいつ?発生の多い時期や上陸の多い月、台風の月ごとの経路などを解説

熱帯低気圧のうち発達したものを台風(風速17.2m/s以上)と呼びます。台風は毎年約25.1個発生しており、年始の1月から発生する年もあれば、4~6月頃に年の台風1号が発生する場合もあります。遅い時期であれば、12月にも発生した年もあります。台風の発生しやすい月や、接近、上陸しやすい月もありますので解説していきます。

月別の台風の発生、接近、上陸

以下は台風の発生、接近、上陸した数を30年の平均で表しています。
月別でみると発生や接近、上陸ともに8~9月が多くなっており、ついで7月や9月が多くなっています。

台風は毎年約25.1個発生しますが、1951~2020年で最も多く発生した年には39個の台風が発生し、最も少ない年は14個でした。

月別の台風の発生、接近、上陸

月別の台風の発生、接近、上陸

発生数 接近数 上陸数
1月 0.3
2月 0.3
3月 0.3
4月 0.6 0.2
5月 1.0 0.7 0.0
6月 1.7 0.8 0.2
7月 3.7 2.1 0.6
8月 5.7 3.3 0.9
9月 5.0 3.3 1.0
10月 3.4 1.7 0.3
11月 2.2 0.5
12月 1.0 0.1
25.1 11.7 3.0

「接近」:台風の中心が国内のいずれかの気象官署から300 km以内に入った場合を指します。
「上陸」:台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合を指します。

台風の月別の主な経路

台風自身ではわずかに北西に進むのみで、一般的には台風よりももっと大きなスケールの高気圧や偏西風などの影響を受けて進みます。
高気圧や偏西風は季節に特徴があるため、台風の進路も季節により特徴があります。

台風の月別の主な経路

上記のような経路を必ず通るわけではありませんが、台風は、6月頃までは西に進んでフィリピン方面に向かう事が多くなります。夏になると太平洋高気圧のまわりを回って日本に向かって北上する台風が多くなります。8月は発生数では年間で一番多い月ですが、台風を流す上空の風がまだ弱いために台風は不安定な経路をとることが多くなります。9月以降になると偏西風が日本付近まで南下する事が多くなりますので、台風は南海上から放物線を描くように日本付近を通り、速度を速めて通過していくようになります。

台風の発生や発達には海水温が大きく関わっていますが、近年では日本付近の海面水温が高いため、日本付近でも発達する事が多くなっています。また、台風が日本から離れた所を通過する場合でも、前線を刺激して大雨になる事もありますので注意が必要です。

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