ブロック塀は倒れる危険‼ ~子供達にも伝えたい大地震の教訓~
大きな地震の揺れが起きると、ブロック塀の耐震強度が十分でないものは倒壊する危険性があります。特に鉄筋などが適切に入っていない施工不良のブロック塀は要注意です。緊急地震速報で大きな揺れが来るとわかった時には、素早くブロック塀などの倒れてくる可能性があるものから離れることが大切です。
2018年6月18日に発生した最大震度6弱の揺れを観測した大阪北部地震では、高槻市の小学校のブロック塀がおよそ40mにわたって倒れ、通学途中の当時4年生の女子児童が下敷きになって亡くなりました。大阪北部地震では、大阪府内で6人が犠牲になりました。
子供たちにも伝えたい地震の教訓
このように「大きな揺れが来ると、ブロック塀は倒れてくるかもしれない」という教訓を、子供たちにもわかりやすく伝えていくことが地域全体の防災力アップに繋がります。
気象庁では、アニメのキャラクターとコラボした子供たちにもわかりやすいリーフレットをWEBサイト上にも公開する防災啓発に繋がる取り組みも行っています。
子供たち自身の生きる力「防災力」を育むことも、日頃からできる自然災害への備えの一つです。
[画像引用:気象庁]
この記事の執筆者
森山 知洋 気象予報士/健康気象アドバイザー/防災士/北海道防災教育アドバイザー
20年以上の気象予報士歴の中で放送局での災害報道や気象キャスターなど様々な業務を経験。防災講演の講師を務めるなど防災や健康気象のスペシャリストとしても幅広く活動中。