寒露頃(10月前半)の気圧変化と気象病
二十四節気の寒露(かんろ)は10月8日前後で草木に冷たい露が降りる時期という意味です。次の二十四節気の霜降までの15日間前後が寒露の期間です。
秋雨が終わり本格的な秋です。移動性高気圧に覆われたり、複数の高気圧が東西に連なって帯状に広がる帯状高気圧に覆われて晴れる日が多くなります。
帯状高気圧に覆われる場合は気圧の変化が小さくなり、頭痛などの気象病による体調への影響も弱く、過ごしやすくなりますが、夜間に晴れて放射冷却が起こり、朝の気温が少しずつ冷え込むようになりますので注意が必要です。
なお、年によっては台風が接近することもあり、南海上で台風が発生した際はまだまだ台風の動きには十分注意が必要です。
【執筆者】
お天気.com 気象予報士