土砂災害警戒情報とは?基準や警報との違いについて


「土砂災害警戒情報」とは、大雨警報が発表されている市町村に対して、さらなる大雨によって土砂災害の危険性が高くなった市町村に発表される情報です。気象庁と対象となる都道府県が共同で発表する情報です。

この情報が出た時には、土砂災害の危険性がある斜面(土砂災害危険箇所など)や崖・沢の近くにお住まいの方は早めに避難をすることを視野に情報収集をしなければならないレベルです。土砂災害警戒情報は市区町村が避難指示を出す目安となる災害警戒レベル4に相当する情報のため、土砂災害警戒情報が発表された後は、もしかしたら自分の住む市区町村に避難情報が発表されるかもしれないと備える必要があります。


〔画像引用:気象庁

土砂災害警戒情報が発表後に、さらに雨が続くと、極めて危険な状況になることが想定されます。土砂災害の危険度については、1㎞メッシュのきめ細かさで危険度を予測するキキクル(危険度分布)の情報をこまめにチェックすることが必要です。自分の住む地域が紫色や黒色などのメッシュになった場合は迷わずに避難行動や安全を確保する行動をとりましょう。


〔画像引用:気象庁

線状降水帯とは?
【キーワード解説】

警報の正しい活用法!
~備える時間と発表基本ルール~

この記事の執筆者

森山 知洋 気象予報士/防災士/北海道防災教育アドバイザー

20年以上の気象予報士歴の中で放送局での災害報道や気象キャスターなど様々な業務を経験。防災講演の講師を務めるなど防災や健康気象のスペシャリストとしても幅広く活動中。

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