風速と風圧の関係　追い風参考記録の風速は？

強い風が吹くと、風によって、物が飛ばされたり、車が横風に流されたりと風圧（風で押される力）によって生活に様々な影響を及ぼします。

風速が２倍になると、風圧は４倍に、
風速が３倍になると、風圧は９倍に、
つまり、「風圧は風速の2乗に比例する」という関係があるため、風が強まった際は十分な注意が必要となります。

追い風参考記録になる風速は？

100ｍ走のような陸上競技の短距離種目では、好タイムを記録した際に「追い風参考記録」と判定されることがあります。
「追い風参考記録」とは、風速が2.0m/sを超える場合に、公式記録とはならず、参考記録となるというルールです。
風速2.0m/sは、そよ風程度で日常生活では弱い風なのですが、風圧は風速が1m/sの時の4倍となり、100分の1秒を争う短距離走においてはタイムには大きく影響することになります。

最大瞬間風速とは？風速とは？

身近な生活では、強風時は風圧によって、車のドア開けでけがをする恐れや車の破損につながることがあったり、高速道路を走行中に横風に大きく流されたりする恐れもあります。また、発達した低気圧や台風などで風速が20m/sを超えるような時は、飛散物で負傷する恐れや建付けの悪い看板が落下したりする危険性もあります。
強風が予想されるようなときは、自分の地域の風速がどれくらいになるかをチェックして、備えるようにしましょう！