2008年1月の天気・天候

2008年(平成20年)1月の天候の特徴は以下のとおりです。
気温は西日本と沖縄・奄美で高く、北日本で低かった。
沖縄・奄美では、ほぼ月を通して気温が高く、西日本では月の前半を中心に気温が高かった。北日本では、月半ばを中心に寒気が南下したため、月平均気温も低くなった。東日本では、前半高温、後半低温と気温の変動が大きかった。
降水量は西日本で多く、北日本、東日本日本海側で少なかった。
本州南岸を低気圧がしばしば通過したため西日本では降水量が多かった。日本海から北日本付近での低気圧の発達は少なく、北日本や東日本の日本海側の降水量は少なかった。特に北日本太平洋側では1946年以降第1位の少ない記録となった。

1 概況

低気圧や前線が本州南岸を短い周期で通過し、東・西日本の太平洋側では曇りや雨または雪の日が多かった。西日本では降水量も多かったが、南岸を通る低気圧はあまり発達せずに通過したため、東日本太平洋側では降水量が平年を下回った。月半ばには冬型の気圧配置が強まり、北日本と東日本を中心に寒気が南下した。しかし、日本海から北日本付近での低気圧の発達は少なく、また、東海上での発達も弱かった。このため、東日本日本海側と北日本では、降水量は少なく、特に北日本太平洋側では1946年以降第1位の少ない記録となった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値

(1)平均気温

月平均気温は、西日本で高く、沖縄・奄美ではかなり高かった。九州から沖縄では平年を1℃以上上回ったところが多かった。一方、北日本では低く、東日本は平年並だった。

(2)降水量

月降水量は、西日本で多かった。一方、北日本太平洋側および東日本日本海側ではかなり少なく、金沢(石川県)では1月の月降水量の最小値を更新した。北日本日本海側は少なく、東日本太平洋側と沖縄・奄美では平年並だった。

(3)日照時間

月間日照時間は、北海道太平洋側を除いた北日本と、東日本から西日本にかけての太平洋側、および沖縄・奄美で少なく、むつ(青森県)では1月の月間日照時間の最小値を更新した。一方、北海道太平洋側では多く、帯広と釧路(以上、北海道)では1月の月間日照時間の最大値を更新した。東日本から西日本にかけての日本海側では平年並だった。

(4)降雪・積雪

降雪の深さ月合計は、全国的に少なかった。また、月最深積雪は平年並または少ないところが多かった。

出典:気象庁

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