冬(2011年12月~2012年2月)の天気・天候

2012年(平成24年)冬(12~2月)の天候の特徴は以下のとおりです。
北日本から西日本にかけて、12月、1月、2月と3か月連続低温で、冬の平均気温が低かった
冬型の気圧配置が強く寒気の影響を受けやすかったため、北日本から西日本にかけて冬の平均気温が低かった(ここ10年間では、北日本では今冬が最も低く、東・西日本では2006年冬に次いで低かった)。12月、1月、2月それぞれの月平均気温も連続で低く、冬に3か月間連続で月平均気温が低かったのは、北日本では2001年冬以来11年ぶり、東・西日本では1986年冬以来26年ぶりとなった。
日本海側では「平成18年豪雪」に次ぐ積雪
日本海側ではたびたび大雪となり、ここ10年間では2006年冬の「平成18年豪雪」に次ぐ積雪となった。また、全国のアメダスを含む17地点では、年最深積雪の大きい方からの1位を更新した。
沖縄・奄美での冬の日照時間は1946年以降最も少なかった
沖縄・奄美では寒気や気圧の谷の影響により曇りの日が多く、冬の日照時間は1946年以降で最も少なかった。

1 概況

西高東低の冬型の気圧配置が強く寒気の影響を受けやすかったため、北日本から西日本にかけて気温が平年を下回る日が多かった。冬の平均気温は、北日本から西日本にかけて低く、ここ10年間では北日本では今冬が最も低く、東・西日本では2006年冬に次いで低かった。12月、1月、2月それぞれの月平均気温もすべて低く、冬に3か月間連続で月平均気温が低かったのは、北日本では2001年冬以来11年ぶり、東・西日本では1986年冬以来26年ぶりとなった。沖縄・奄美の冬の平均気温は平年並だった。
北日本から西日本にかけての日本海側では、平年に比べ曇りや雪の日が多かった。特に12月下旬と、1月下旬から2月にかけては、強い寒気の影響によりたびたび大雪となった。冬の降雪量は多くの地点で平年を上回った。低温の状態が続き積雪が減少する時期が少なかったことに対応し、冬の最深積雪の平年比は多くの地点で降雪量の平年比に比べて大きくなり、全国のアメダスを含む17地点(気象官署、アメダス合わせて330地点中の数)では年最深積雪の大きい方からの1位を更新した。2006年冬の「平成18年豪雪」に比べ、積雪は多くの地点では少なかったが、2006年冬より多かった地点もあり、ここ10年間では2006年冬に次ぐ積雪となった。また、冬の降雪量は一部で平年を上回ったものの、ほとんどの地点で2006年冬を下回った。なお、冬の日照時間は、東・西日本日本海側ではかなり少なく、北日本日本海側で少なかった。
北日本から西日本にかけての太平洋側では、冬型の気圧配置により晴れた日が多かったものの、本州の南岸を通る低気圧の影響を受け雲が広がりやすい時期があったため、西日本太平洋側では冬の日照時間はかなり少なく、東日本太平洋側では少なかった。 沖縄・奄美では、寒気や気圧の谷の影響により、平年に比べ曇りの日が多く、冬の日照時間はかなり少なかった。沖縄・奄美の冬の日照日間は1946年以降で最も少なかった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値

(1)平均気温

冬の平均気温は、北日本から西日本にかけて低く、北日本では平年を1℃以上下回った。沖縄・奄美では平年並だった。
(2)降水量
冬の降水量は、東・西日本日本海側で多く、北日本、東・西日本太平洋側、沖縄・奄美で平年並だった。岩見沢(北海道)では、冬の降水量の多い方からの一位を更新した。

(3)日照時間

冬の日照時間は、東・西日本日本海側、沖縄・奄美でかなり少なく、北日本日本海側、東・西日本太平洋側で少なかった。名瀬、沖永良部(以上、鹿児島県)、那覇、与那国島(以上、沖縄県)など7地点で冬の日照時間の少ない方からの一位を更新した。北日本太平洋側では多かった。釧路、広尾(以上、北海道)では、冬の日照時間の多い方からの一位を更新した。

(4)降雪・積雪

冬の降雪の深さ合計は、東・西日本日本海側で多く、北日本、東日本太平洋側で平年並だった。紋別(北海道)では、冬の降雪の深さ合計の多い方からの一位を更新した。西日本太平洋側では少なかった。冬の最深積雪は、北日本から西日本にかけての日本海側を中心として平年を上回った所が多かった。

出典:気象庁