春(2012年3月~2012年5月)の天気・天候

2012年(平成24年)春(3~5月)の天候の特徴は以下のとおりです。
北日本太平洋側で日照時間がかなり少なかった
寒気や低気圧などの影響により、北日本では曇りや雨の日が多かった。特に北日本太平洋側では、日本の東海上の優勢な高気圧からの湿った東風の影響を受けた時期もあったことなどにより、春の日照時間がかなり少なかった。
急速に発達した低気圧(4月)と竜巻(5月)により大きな被害
急速に発達しながら日本海を進んだ低気圧の影響により、4月3日から5日にかけて、北日本から西日本の各地で大荒れの天気となり、広い範囲で記録的な暴風となった。また、5月6日には、上空に強い寒気が流れ込んで大気の状態が不安定となり、関東地方などで竜巻が発生し、大きな被害をもたらした。
沖縄・奄美で平年よりかなり早い梅雨入り
沖縄・奄美では、4月中旬以降、湿った気流や前線の影響により曇りや雨の日が多く、沖縄地方は4月28日ごろに、奄美地方は4月29日ごろに、ともに平年よりかなり早く梅雨入りした(速報値)。

1 概況

春の前半は、北日本から西日本にかけて天気は数日の周期で変わったが、3月中旬以降たびたび冬型の気圧配置になるなど北日本を中心に寒気の影響を受け、気温が平年を下回る日が多かった。また、急速に発達しながら日本海を進んだ低気圧の影響により、4月3日から5日にかけて北日本から西日本の各地で大荒れの天気となり、広い範囲で記録的な暴風となった。沖縄・奄美では、3月中旬まで前線や寒気の影響により曇りや雨の日が多かったが、3月下旬から4月上旬にかけては、高気圧に覆われて晴れた日が多かった。
春の後半は、北日本から西日本にかけて天気は概ね周期的に変化したが、北日本太平洋側を中心に低気圧や日本の東海上の優勢な高気圧からの湿った東風の影響により曇りや雨の日が多く、特に5月2日から4日にかけては動きの遅い低気圧の影響により、北・東日本太平洋側で記録的な大雨となった。一方、西日本では、5月は低気圧や南西からの湿った気流の影響を受けにくく少雨となった。また、東日本を中心にたびたび上空に寒気が入って大気の状態が不安定になり、5月6日には関東地方などで竜巻が発生し、大きな被害をもたらした。沖縄・奄美では、5月上旬と下旬に高気圧に覆われて晴れの日が続いた時期もあったが、暖かく湿った気流や前線の影響により4月中旬以降曇りや雨の日が多く、沖縄地方は4月28日ごろに、奄美地方は4月29日ごろに、ともに平年よりかなり早く梅雨入りした(速報値)。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値

(1)平均気温

春の平均気温は、北日本から西日本にかけて平年並だった。沖縄・奄美では高かった。
(2)降水量
春の降水量は、西日本で少なく、北・東日本日本海側、沖縄・奄美で平年並だった。北・東日本太平洋側では多かった。水戸(茨城県)、御前崎(静岡県)、日光(栃木県)では、春の降水量の多い方からの一位を更新した。

(3)日照時間

春の日照時間は、北日本太平洋側でかなり少なく、北・東日本日本海側で少なかった。東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では平年並だった。

出典:気象庁