小暑頃(7月前半)の気圧変化と気象病
二十四節気の小暑(しょうしょ)は7月5日前後で、梅雨明けが近く、本格的な暑さが始まるころです。次の二十四節気の大暑までの15日間前後が小暑の期間です。
太平洋高気圧の縁に沿って暖かく湿った空気が日本列島に流れ込むことにより、梅雨前線の活動が活発になり、集中豪雨が発生しやすい時期です。激しい雨が続いたり、何日にも渡って雨が降り続く場合は土砂災害が起こりやすくなりますので、大雨が予想されている場合は十分な警戒が必要です。
比較的気圧の変動が小さい時期ですが、梅雨前線上を東進する低気圧や梅雨前線の北側を通過する低気圧により気圧が低下する日はありますので、気圧変化を確認するようにしてください。また、雨の降る日が多く、湿度が高く蒸し暑いため、体調を崩しやすくなりますので注意が必要です。
【執筆者】
お天気.com 気象予報士