冬山の天気の特徴と登山の危険
冬山の登山は天気の特徴や危険性を十分に把握する事が重要です。登山へ行く際、出発日に穏やかな天気でも、山では暴風雪となることがあります。高い山は寒気の影響を直接受けるため、天気や気温、風が急変することがあり注意が必要です。
●ポイント1 冬型の気圧配置
テレビの天気予報では冬の時期になると「西高東低の冬型の気圧配置です」と話されてるのをよく耳にすると思います。
中国大陸に高気圧。日本の東側には低気圧のマークがある天気図です。この場合、日本列島には北西からの季節風が吹きます。
シベリアで冷たく乾いた風が吹き、日本海を通過する際に雪雲や雨雲を発生・発達させていきます。
この雲が日本海側の地域を中心に悪天とさせていきます。
一方で、山脈を越えた太平洋側では晴れて、乾燥した空気とともに青空が広がるでしょう。
日本海側か太平洋側の山どちらに登るかにせよ、冬型の気圧配置となる時は北西風が強まるため、防寒対策はシッカリとしておきましょう。
⇒冬型の気圧配置とは?
●ポイント2 冬将軍
強い寒気がやってくる頃、天気予報では「冬将軍がやってくる」「冬将軍が居座る」のような表現で話される時があります。
強い寒気なので、いつも以上に大雪や防寒対策が必要となります。
⇒冬将軍とは?