雨水頃(2月後半)の気圧変化と気象病
二十四節気の雨水(うすい)は2月18日前後で次の二十四節気の啓蟄までの15日間前後が雨水の期間です。雨水とは雪の降ることがなくなり、これからは雨が降るようになる頃という意味です。
実際にはまだ雪が降らなくなるわけではありませんが、厳しい寒さが和らぎはじめ、暖かな雨が降ることで雪解けが始まる頃で、草木が芽生えるようになる時期です。
まだ寒気が流れ込んで冬型の気圧配置は現れますが、寒気はすぐに通り過ぎるため、冷え込みが長続きしなくなります。
この時期からは寒い日が三日続き暖かい日が四日続くことを繰り返しながら冬が遠ざかるように季節が進むことから「三寒四温」(さんかんしおん)と呼ばれます。
低気圧が周期的に通過して気圧が大きく低下して、気象病が起こりやすくなります。また、気温差の大きい日が現れやすくなり、体調が崩れやすくなりますので、普段から体調を整えるように体調管理を心がけてください。
【執筆者】
お天気.com 気象予報士