熱中症を疑うべきさまざまな症状
熱中症にはどういう症状があるのか?
熱失神
皮膚血管の拡張によって血圧が低下、脳血流が減少して起こります。
脈は速くて弱くなります。
~症状~
・めまい
・一時的な失神
・顔面蒼白
熱けいれん
大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。
~症状~
・筋肉痛
・手足がつる
・筋肉がけいれんする
熱疲労
大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になり熱疲労の症状がみられます。
~症状~
・全身倦怠感
・悪心・嘔吐
・頭痛
・集中力や判断力の低下
熱射病
体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態です。意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がみられたり、ショック状態になる場合もあります。
~症状~
・体温が高い
・意識障害
・呼びかけや刺激への反応がにぶい
・言動が不自然
・ふらつく
「環境省「熱中症環境保健マニュアル2014」を元に作成」