立春頃(2月前半)の気圧変化と気象病について
二十四節気の立春は2月3日前後で、寒の時期が明けて春の始まりの日です。次の二十四節気の雨水までの15日間前後が立春の期間です。
暦の上では春になりますが、まだまだ冬型の気圧配置が現れて続くことが多く、寒さが続くためまだまだ春とは言い難い時期です。また、低気圧が本州の南海上を通過して太平洋側で雪が降り積もることもあります。
年によっては低気圧が周期的に通過して気圧が大きく低下することが多くなり、気象病が起こりやすくなりますので注意が必要です。
特に、低気圧が日本海で発達した際に南寄りの8m/s以上の強い風が吹くことがあり、初めて吹く強い南寄りの風を「春一番」と呼び、気象庁から地方毎に発表されます。また、春一番の翌日は寒気が流れ込み寒さが戻ることが多くみられます。
この時期は寒暖の変動が大きく、体調を崩しやすくなりますので注意が必要です。
【執筆者】
お天気.com 気象予報士