大雪頃(12月前半)の気圧変化と気象病
二十四節気の大雪(たいせつ)は12月7日前後で、平野でも雪が降るようになり、北日本などでは本格的に雪が降り始める頃という意味です。次の二十四節気の冬至までの15日間前後が大雪の期間です。
上空に強い寒気を伴った低気圧が日本海を発達しながら東に進み、北日本を通過して東海上で更に発達すると西高東低の冬型の気圧配置が強まります。冬型の気圧配置が強まると、日本海側では大雪(おおゆき)が降ります。また、上空に強い寒気を伴った低気圧が日本の南海上を発達しながら東北東に進むと、太平洋側でも雪が積もることがあります。
12月の気温の長期予報が平年並みや平年より低いと発表された場合はシベリア方面から強い寒気が日本の上空に流れ込みやすく、寒さが厳しいと想定されますので、十分注意してください。
朝晩を中心に室内の気温と外の気温の差が大きく、厳しい寒さに体があまり慣れていないため寒暖差によって体調に影響を及ぼすことがありますので、冷え込んだ朝は特に暖かい服装で体が冷えないように対策をして出かけるようにしてください。
【執筆者】
お天気.com 気象予報士