雪の結晶と種類
雪の結晶の基本形は六角形です。人間の顔が一人一人違うように、雪も一つ一つ違っています。
似たものを分類すると樹枝状六花、六角板、六角柱、針状結晶の四種が基本形です。
この雪の結晶を北海道大学で研究したのが、中谷宇吉郎博士(1900~1962)です。
アメリカの農夫・ベントレーが撮った雪の結晶の写真集の美しさに感動し、研究に着手したと言われています。
気象状態がどのように関係しているのかの仮説を元に、人工雪を作ることを考え、1936年に世界で初めて人工雪を作ることに成功。
温度や水蒸気量の値が違えば結晶の形が違っていることが分かりまとめていきました。中谷先生は現在の研究への発展へとつながる功績を残しています。