山沿い、山間部、平野部とは?地形による用語の違い
山沿い、山間部、平野部とはどういう地域のことを言うのでしょうか。
気象情報では「山沿いでは雪が混じるでしょう。」などと地形で予報を分けて発表することがあります。
気象で使われる地形に関する用語について解説します。
まず地形は海と陸地に分けられ、そのうち陸地は「平地」と「山地」の2つに大きく分けられます。
平地は「平野(部)」と「大きな盆地」にさらに分けることができ、「山地」に相対する用語でもあります。
平野(部)とは盆地を除く起伏の極めて少ない地帯のことを言います。
盆地とは山に囲まれた大きな平地を言います。
平地=平野(部)+大きな盆地
平野部に相対する用語は「山岳部」や「山間部」になります。
山地は「山岳部」と「山間部」に分けることができます。
山間部とは山と山の間の地域で山地のうち人が定住し活動の多い所を言います。
山地=山間部+山岳部
「山沿い」とは山に沿った地域で、平地から山地あるいは平野部から山岳部へ移る地帯を言います。
平地 | 山地 | ||
平野(部) | 大きな盆地 | 山間部 | 山岳部 |
※山沿いは山に沿った平地から山地へ移る地帯。
平野(部):起伏の少ない広く平坦な地帯
大きな盆地:山に囲まれた起伏の少ない平坦な地帯
山間部:山と山の間で人が定住し活動の多い所
山岳部:山地のうち人が定住していない所