春分頃(3月後半)の気圧変化と気象病

二十四節気の春分の日は3月21日前後で、昼間と夜の長さがほぼ同じとなり、この日を境に昼間の時間が長くなります。次の二十四節気の清明までの15日間前後が春分の期間です。

春分の日の前後7日間が春の彼岸で、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われます。少しずつ暖かさが増し、関東以西では桜が開花し始めますが、暖かい日が続かず、寒の戻りもあり、花冷えとなる日もあります。

年によっては中旬以降に南海上に前線が停滞して関東以西で曇りや雨のぐずついた天気が続くことがあり、この雨は菜種梅雨と言われます。気圧変化は小さいものの、雨や曇りが続き体調のすぐれない気象病の状態が続く恐れもありますので注意してください。
また、移動性高気圧に覆われて晴れると日中の気温が上昇して暖かくなりますが、朝は冷え込んで昼夜の気温差が大きくなる日があり、体調を崩すことがありますので注意が必要です。

【執筆者】
お天気.com 気象予報士

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