清明頃(4月前半)の気圧変化と気象病
二十四節気の清明(せいめい)は4月4日前後で、江戸時代に出版された暦の解説書「暦便覧」に記載された「万物発して清浄明潔(しょうじょうめいけつ)なれば、此芽は何の草としれる也」の清浄明潔の略で、いろいろな草木が芽吹き出し、その様が清々しく明るく美しいと感じられるという意味です。次の二十四節気の穀雨までの15日間前後が清明の期間です。
気温の変化は大きいものの、次第に暖かさを感じられる日が多くなり、植物の緑が増す時期です。
前半は北日本で雪の降る日もありますが、気温が上昇する日もあり、気温の変化が大きく、身体に負担がかかりやすい時期です。また、後半は低気圧が発達して気圧が大きく低下して気象病が起こりやすく、体調を崩しやすい日もあります。気圧変化に注意が必要です。
【執筆者】
お天気.com 気象予報士