穀雨頃(4月後半)の気圧変化と気象病
二十四節気の穀雨(こくう)は4月20日前後で、田畑の準備が整った頃に降る春雨が百穀を潤し芽を出させる「百穀春雨」から名づけられたと言われています。「暦便覧」には「春雨降りて百穀を生化すれば也」と記載があります。次の二十四節気の立夏までの15日間前後が穀雨の期間です。
穀雨以降は南から湿った空気が流れ込むようになり降水量が増えてくるため、種まきの目安とされているようです。
高気圧に覆われて天気の安定した日も現れて日差しも強まってきます。しかし、周期的な低気圧の通過などにより気象病が起こりやすい日も現れますので注意が必要です。
【執筆者】
お天気.com 気象予報士