梅雨時期や梅雨明け後は熱中症に注意!
体がまだ暑さに十分慣れていない梅雨時期や梅雨明け後の蒸し暑い日は、うまく汗をかいて体温調節をすることができずに熱中症を発症することがあり、注意が必要です。
熱中症になりやすい要因
熱中症になりやすさにはいくつかの要因があります。どのような要因があるか把握するしておくのが良いでしょう。
【環境要因】
気温が高い、湿度が高い、日差しが強い、風通しが悪い
【体の要因】
高齢者、子供、風邪や病気などで体温調節機能が低下している人、肥満の人、疲労、睡眠不足、朝食の欠食、二日酔いや下痢などで脱水症状がある
【行動要因】
激しい運動、長時間の屋外作業、水分補給ができない状態
熱中症の予防
熱中症を予防するためには下記の事項を心がけるようにしましょう。
水分、塩分の補給
激しい運動などで汗をかくと、体内のナトリウムなどの電解質が汗と一緒に流れ出し、体内の電解質のバランスが崩れて脱水症状が現れます。この状況での水分補給には塩分が少し含まれている飲料が最適です。
大量の水分だけを摂取すると電解質のバランスを崩し、体液濃度を調節するための尿量を増やすため、かえって体の水分が減少してしまいますので注意が必要です。
室内のエアコンの活用
気温と湿度が高くなるのを防ぐエアコンの活用が重要です。高齢者は暑さを感じにくく、室内の気温が上昇していてもエアコンを付けずに室内で熱中症を発症するケースもあります。
直射日光を避ける
汗をあまりかかなくて済むように、外出する際は帽子・日傘などを活用し、直射日光を浴びないように注意しましょう。また、気温が高くなる日中の外出は避けるようにしましょう。
【執筆者】
お天気.com 気象予報士