ウイルス対策として重要な冬の水分補給
体の中の水分の役割
人間の体のおよそ60%は水分ですが、体の中の水分にはさまざまな役割があります。
飲料水などで口から体の中に入った水分は毛細血管に吸収されて血液などの体液となって酸素や栄養分を全身に運びます。また、老廃物を体外へ出す役割や皮膚への血液の循環を増やすことで汗を出して熱を逃がして体温を一定に保つ役割があります。
水分補給が必要な理由
夏は汗を書いたり喉の渇きにより水分が不足していることを自覚して水分を補給しますが、冬は空気の乾燥によって汗以外の呼気や皮膚から水分が蒸発が増えてしまうため、気付かないうちに水分が失われてしまいます。
特に外気に接している皮膚や喉、鼻などの粘膜は乾燥しやすく水分が失われやすくなります。このため、こまめに水分補給をすることを意識して水分不足にならないようにする必要があります。
喉や鼻の粘膜が水分補給により潤いが保たれていればウイルスの侵入を防ぐことができますので、夏と同様に冬の体調管理として水分補給をするようにしましょう。
【参考文献】
成人病予報対策研究会 ほすぴ 気象と健康~冬の健康~
成人病予報対策研究会 コラム 冬の風邪予防
【執筆者】
お天気.com 気象予報士