花粉が多く飛ぶ時間帯は?花粉症対策のポイント
花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」でくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが主な症状です。日本には花粉症を引き起こす植物が50種類ほどありますが、スギ花粉症患者が最も多く、2,000万人いるとされています。
例年スギ花粉は2月に中旬頃から次第に飛散量が増加し、西日本では3月下旬ごろまで、東北では4月中旬まで非常に多くなります。
花粉量が多い時間
花粉の飛ぶ量はその日の気象条件や季節によって変わりますが、1日の中でも花粉が多く飛ぶ時間帯があり、13時前後と18時前後です。
13時前後は気温が高くなる時間で湿度が低くなります。湿度が低く乾燥していると花粉の粒子が空気中に長く浮遊します。
18時前後は日中に舞い上がっていた花粉が、気温が下がることで地面近くに降りてくるため、地表付近で花粉の量が再び多くなります。
花粉症の症状を抑えるための服装
花粉症の症状を少しでも抑えるようにするための服装などの対策がありますので、外出する際は対策して出かけるようにしてください。
・帽子をかぶる
・マスクをする
・髪はなるべくまとめるようにする
・めがねや花粉症用のめがねをかける
・花粉が付着しやすいウール素材は避ける
花粉を室内に入れないポイント
花粉症対策として、花粉をなるべく室内に入れないようにすることも重要です。下記の対策を心がけるようにしてください。
・家に入る前に髪や服に付いた花粉をよくはたく
・家に入ったらすぐに顔・目・鼻を洗う。うがいをする。
・布団や洗濯物はできるだけ外に干さない
・窓はできるだけ閉める
・室内をこまめに掃除する
・空気清浄機を使用して室内の花粉を除去する
【参考文献】
成人病予報対策研究会 ほすぴ 気象と健康
【執筆者】
お天気.com 気象予報士